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Team1   子どもといる生活の研究チーム

No.1  地域で支える子育て支援プログラムに関する研究

チームリーダー:永光信一郎(医学部教授)

福岡市健康安全研修会(振り返り)を開催しました
2020/02/17

2020年2月15日(土)に、第3回福岡市健康安全研修会(振り返り)を開催しました。本研修は、12月の実践編で行った「けいれん発生時の対応」について再度シミュレーションを行い、緊急時の対応に自信をつけてもらいたいと思い企画しています。研修にご参加いただいたのは、保育士、看護師、管理者の方など40名でした。

前回の研修結果を自施設にどのように還元したか尋ねたところ、「職員会議で報告した」「研修報告書を作成し回覧できるようにした」などの回答が多かったものの、「園内研修で取り入れた。緊急時対応セットを作成し、運用について確認した」などの意見も聞かれ、研修の成果を自施設でも活かしていただいていることを知り嬉しく思いました。

「けいれん発生時の対応」では、実践編と同じ事例でシミュレーションを実施しました。実践も2回目であるため、他の参加者と意見交換を行いながら、積極的に参加されていました。「実践することにより再確認することができた。繰り返し確認(練習)をすることにより、いざというときに対応できると思いました。」「緊急時の対応についてのシミュレーションについては、園でも実践していきたい。誰もが分かる動けるマニュアルの活用について再度見直していきたい。」などのご意見をいただきました。

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けいれん発生時の対応から発展させて、「食物アレルギー アナフィラキシー時の対応」についても演習を行いました。シミュレーションを行うことはできませんでしたが、自施設でのアレルギー対応の工夫について意見交換を行ったり、エピペン®の打ち方の練習などを行いました。「普段、ロールプレイングやエピペン®の手技の確認をすることがないので、良い機会になりました。」「今現在、アレルギーのお子様は居ないが、急には対応できないので前もっての対応準備が大切だと思いました。」などのご意見をいただきました。

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研修会のためにチーム①メンバーで独自に作成した「けいれん発生時の対応」「アナフィラキシーショック時の対応」DVDは、参加者からも大変好評いただいており、「動画で見せていただくことでイメージすることができました。」「とても内容がよく勉強になりました。いざ、シミュレーションをしようとしましたが、一人で伝えることが難しく、今日の研修で使用したDVDの貸し出しがあればとてもありがたいです。」などのご要望もいただきました。

この研修会を通して、子どもたちの緊急の場面は体験する機会は少ないですが、瞬時の判断と落ち着いた対応が求められます。日頃より職員の共通認識をもって、連携できるように体制を整えること、繰り返し訓練してくことが重要であると実感していただいたようです。