研究推進部

民具資料一覧

福岡大学研究推進部所蔵の民俗資料は昭和43(1968)年に江川ダム水没地民俗資料緊急調査実行委員会が行った江川地区調査の時に収集された民具の一部が福岡大学に寄贈されたのをきっかけとして、福岡市を中心にその周辺地域などから収集されたものである。総点数はおよそ150点。

民具名 概要 時代
江川地区民具資料 江川地区は、福岡市から南東におよそ30Kmのところ標高350mに位置し、また朝倉市(旧甘木市)から小石原川にそって遡ること10数km余りの渓谷の合間にある。
農具が多くを占めるが、蚕棚、提灯、煙草盆などの生活用品がある。
(資料数およそ70点)
↑蓑 ↑菅笠 ↑雁爪 ↑屑根内杵

近世後期〜明治・大正期を中心に昭和40年代
三井郡北野町民具資料 三井郡は福岡市からおよそ南に42Kmの福岡県中央部、筑後平野のやや北部に位置する。総面積の60%が水田で大半が農村地域である。
唐箕、除草機、釣瓶、薬研、ザクリ、糸巻きなど。
(資料数およそ30点)
↑唐箕 ↑除草機 ↑釣瓶 ↑薬研
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明治期から昭和期
浮羽郡民具資料 浮羽郡は福岡県南東部、筑紫平野の東端部に位置し、東は大分県日田市と境を接している。
醤油ふね、ぶりこ、畝立てなど。
(資料数5点)
←畝立て
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大正期から昭和期
鳥栖市民具資料 佐賀県鳥栖市は佐賀県の東端に位置し、北は脊振山地を隔てて福岡平野、南は筑後川をはさんで福岡県久留米市に隣接。
平鍬、唐蓑、萬石、魚テボなど。
(資料数6点)
←平鍬 ←魚テボ
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明治期から昭和期
篠田洋蝋燭工業所資料 福岡市南区高宮の篠田洋蝋燭工業所が使用していた蝋燭製造機。製造機は昭和30年作製。
蝋燭製造機、洋蝋燭のチラシ。
(資料数2点)
←蝋燭製造機 ←洋蝋燭のチラシ
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昭和期
西新昭月堂(しょうげつどう)菓子屋資料 菓子屋「昭月堂」は大正期から昭和前期にかけて福岡市早良区西新で営業。戦後、パン屋に転業し、昭和30年後期まで製造販売。
菓子箱、作業着(法被)、しゃもじ等。
(資料数4点)
←菓子箱、作業着(法被)、しゃもじ
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大正期から昭和前期
朝倉郡杷木町民具資料 茶碗、汁椀などの生活民具。
(資料数およそ30点。)



上記のほかに、以下のような民具もあります。
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博多七輪 博多七輪
昭和13年製造の銘がある。直径39cm、高さ40cm。点数、2点。
行灯 ランプ、行灯(江戸期)、携帯用煙草入れ(江戸期)、薬研(江戸期)など工学部から移管された民具およそ30点。詳細は不明。
槍・ペニスケース ニューギニアの狩猟用槍・ペニスケース。
「SCRUM」足踏みミシン
日本製(名古屋)。昭和28年に17,500円で購入。


研究推進部所蔵資料利用について

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電話:092-871-6631 内線:2812 〜 2814
FAX:092-866-2308
pj.ca.u-akoukuf.mda@nisius:liam-E

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