活動内容

「第2回 福岡大学 次世代女性研究者支援フォーラム」を開催しました。

平成24年9月7日に「第2回 福岡大学 次世代女性研究者支援フォーラム」を開催し、女性研究者研究活動支援事業を先導されている山村康子先生(独立行政法人科学技術振興機構)による「女性研究者支援からダイバーシティー推進へ」と題した特別講演を拝聴しました。

講演では、わが国における女性研究者の現状や女性研究者支援政策の説明、他大学の事例紹介のあと、育児休業を取得する女性は増えているが出産前後に継続就業している割合が低いわが国の状況を踏まえ、働き方の見直しや意識改革を図るなどワーク・ライフ・バランスの推進に向けた取り組みが重要であり、大学の中長期的な経営戦略的見地から将来に向けて女性研究者を含めた教育研究活動の内容や方法を全体計画に盛り込むことによりダイバーシティーや男女共同参画がさらに促進されることを強調していただきました。

続いて、土井佳子医学部講師から本学次世代女性研究者研究活動支援事業の経過について報告を行いました。山村先生からは、女性研究者たちで構成する研究領域を複数設定し研究活動を進める本学の試みはユニークであり、医薬系と言わず理工系さらには社会科学系にも広げていくことが総合大学における男女共同参画の一層の推進に繋がるとのご助言をいただきました。

フォーラムには本学の教職員、学生及び他大学の教職員総勢約60人が参加し、山村康子先生との活発な意見交換も行われました。参加者からは、本事業の意義が十分に理解でき、有意義かつ貴重なフォーラムであったとの感想が多数寄せられました。