ニュース

Team2   学校適応支援・活力ある人間形成の研究チーム

No.1  大学資源を活用した健全・健康な発達支援プログラムに関する研究

チームリーダー:松永邦裕(人文学部教授、臨床心理センター附設学校適応支援教室「ゆとりあ」教室長)

11月13日 小学校で今年度第4回目のSSTを実施しました
2019/11/20

2学期のテーマは「イライラのコントロール」です。

前回「自分のイラっとした時のサイン」について考えたため
今回は「イライラの落ち着かせ方」を実施しました。

イライラを落ち着かせる方法として、
心の中で数字を10から逆に数える「逆算法」と
自分なりのおまじないの言葉を決めて心の中で唱える「おまじない法」を紹介して、全体で行いました。

その後、「手洗いに並んでいる時に割り込みをされる場面」を使って、
自分がイラっとした後に気持ちを落ち着かせるところから、上手に自分の気持ちを伝えるところまでのロールプレイをグループに分かれて行いました。

どのグループでも自分がイラッとした時のことを想像しながら、最初に紹介した2つの対処法から自分が試しやすい方法を選んで気持ちを落ち着かせる練習をし、上手に相手に自分の気持ちを伝えることができていました。

最後にイライラを落ち着かせる方法として、「深呼吸法」と「イメージ法」も紹介しました。
児童の皆さんにいつでも思い出してもらえるように、宿題の用紙にも説明を載せました。

今回紹介した対処法は「日常場面でも使えそう」と話してくれる児童が多かったです。

児童の皆さんが、自分に合ったイライラへの対処法を見つけて、
日常生活で活用し、少しでも周りの人と良い関係が作れるようになると嬉しいです。

次回は「分からない時に聞く」をテーマに進める予定です。

n2-1-11-1-.jpg

n2-1-11-2-.jpg