Team2

~H29.3.31
チームリーダー
林幹男(人文学部教授)

No.1
大学資源を活用した健全・健康な発達支援プログラムに関する研究

幼少期~青年期
学校適応支援・活力ある人間形成の研究チーム

チームリーダー

皿田洋子(人文学部教授、臨床心理センター長)

子どものいじめや不登校が社会的に大きな問題となっています。不登校の小中学生は全国で約12万人(文部科学省調べ、2014年度)に上ります。2006年に設置された福岡大学臨床心理センターの附属施設「ゆとりあ」では、不登校の小中学生を対象に、野外活動や芸術活動などを通して社会性の発達を促す支援活動を行っています。

近年、支援の方法として注目されているのが社会生活技能訓練(ソーシャル・スキル・トレーニング;SST)です。SSTとは認知行動療法と社会学習理論を基盤にした支援方法の一つで、ロールプレイやディスカッションなどを通じて対人コミュニケーション能力を高めることが知られています。

「学校適応支援・活力ある人間形成の研究チーム」では、一般の小・中学校の児童・生徒にSSTを実施することにより、いじめや不登校を未然に防げるのではないかという仮説の下、福岡市内の小中学校(各1校)の児童・生徒を対象に年間6回のSSTを実施し、それを3年間継続する計画です。

SSTは訓練を受けた認定講師が行い、教員や児童・生徒の保護者にも伝えます。最終的に、児童・生徒の自尊感、相互信頼感、主体的行動が増したか、さらには不登校やいじめが減ったかなどを、自己評価および担任教員の観察による評価で検証します。子どもの「たくましく生きる力」を伸ばすのが目標です。