論文

Team2   学校適応支援・活力ある人間形成の研究チーム

No.2  小学校の体育授業をスポーツ科学部生が支援

リーダー:乾眞寛(スポーツ科学部教授)

ICTメディアを活用した幼児および児童向けコーディネーション運動プログラム普及・実践の試み
2022/01/13

泉原 嘉郎 / 乾真寛

福奏プロジェクトチーム2−2(コーディネーショントレーニング研究班)における、ICTメディアを活用した普及実践の取り組みをまとめた論文が、福岡大学機関リポジトリ(福岡大学スポーツ科学研究)に掲載されました。こちらをご参照ください。

近年は、対面形式による実践・普及活動に加え、以下に挙げたように、メディアツールを活用した普及に力を入れています。

1. コーディネーション運動の実践に関するDVDの作成・配布

・DVD:「体力向上マニュアル〜コーディネーショントレーニング〜」(福岡市教育委員会 発行 / 泉原嘉郎 監修)

2. Webサイトを通じた運動プログラムの紹介

・JFAテクニカルニュース:「1人でできるコーディネーションエクササイズ」(泉原嘉郎 著, 日本サッカー協会発行, 2020年9月号〔Vol.99〕)

※ 上記・紙面上で公開した運動プログラムに関しては、以下のWebアドレスをご参照ください。https://www.jfa.jp/news/00025425/

3. QRコードを用いたオンライン視聴型による実践事例の発信

① 西日本子ども新聞:「運動でもやもや気分を吹き飛ばす」(2020年7月22日発行)

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(図1:運動プログラム〔お手玉〕イメージ)  (図2:運動プログラム〔手足リズム運動〕イメージ)

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(図3:運動プログラム〔スカーフ運動〕イメージ)(図4:運動プログラム〔縄跳び運動〕イメージ)

② 体育科教育:「ボールゲームの動きの向上を目指すコーディネーショントレーニング」(泉原嘉郎 著, 大修館書店発行, 2020年11月号)

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  (図5:体育科教育2020年11月号 (pp.20〜pp.23) 運動プログラムイメージ)

③ 書籍:「動画でわかるサッカーコーディネーショントレーニングバイブル」(泉原嘉郎 著, 大修館書店, 2020年9月1日発刊)

※幼児・児童向けのコーディネーション運動プログラムを多数紹介(pp.80〜pp.157)。合わせて、オンラインでの視聴を可能とする動画を作成し、QRコード(2次元バーコード)を添付。

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                  (図6/図7:書籍・運動プログラムイメージ)

これまでに、福奏プロジェクトチーム2−2(コーディネーショントレーニング研究班)では、福岡県内における小・中学校を中心とする教育機関、及び教育委員会と連携し、定期的な教員研修会の実施や、体育授業への介入・共同研究など、様々な普及・実践活動を多数、行ってきました。

一方、まだまだ終わりが見えない新型コロナウィルス禍において、対面形式での活動が困難な場合であっても、本報告で取り上げたメディアツールや、ライブ配信型のオンラインツールであるZoom(ズーム)等を駆使していきながら、今後も普及・実践活動の継続につなげていきたいと考えています。

※図1〜図4:西日本子ども新聞(R2年7月22日発刊), pp.7掲載分を参考・引用
※図5:体育科教育2020年11月号 (pp.20〜pp.23) 掲載分を参考・引用
※図6・図7:動画でわかるサッカーコーディネーショントレーニングバイブル(大修館書店,2020年9月発刊) より参考・引用